Excelを利用して、平均を求め、さらに求めた値を四捨五入した値で表示します。
生徒さんに質問されるのに、平均した値を四捨五入したり、切り捨て、切り上げするにはどうすればいいですか？
と質問されることがあります。

今回は、関数を二つ利用してその悩みを解決します。
平均した値を四捨五入します。今回はROUND関数の中にAVERAGE関数を入れて計算します。
関数の中に関数を入れる・・・これを「関数の入れ子」と言います。関数のネストともいうみたいですよ！

関数を入れ子にすることによって、①平均値を求める　⇒　②平均した値を四捨五入する　というように二度計算することなく一度でまとめて行えるので、皆さんには、こちらをお勧めしています。

今回は下記のようなデータを準備してまずは、
①平均値を求めてから四捨五入する二度計算する方法と、
②関数の入れ子を利用して一度にまとめて計算する方法をご紹介します。

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先ずは、平均値を求めてから四捨五入する二度計算する方法・・・
下記のような表を作成し①平均を求め、次に②で四捨五入した値を表示します

ではやってみましょう！平均を出します

①セルＥ４　をクリック
②関数の挿入　ボタンをクリック
③関数の分類：統計　を選択し
④関数名：ＡＶＥＲＡＧＥ　を選択してＯＫします。

下記のような画面が表示されたら赤で囲んだ部分にセルＢ４～Ｄ４までを選択しＯＫします。
そうすると国語・英語・数学までの値を平均した値が表示されます。
ちなみに今回は８７と表示されます。出来ましたら、そのままＥ８まで連続した値を表示しておいてください。

続けて先ほど利用した表を元に今回は、四捨五入した値を表示します
①セルＦ４　をクリック
②関数の挿入　ボタンをクリック
③関数の分類：数学/三角　を選択し
④関数名：ＲＯＵＮＤ　を選択してＯＫします。

下記のような画面が表示されたら
数値：Ｅ４
桁数：０　とＯＫとします

完成した表です

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続けて、関数の入れ子を利用して一度にまとめて計算する方法・・・です

①セルＥ４　をクリック
②関数の挿入　ボタンをクリック
③関数の分類：数学/三角　　　関数名：ＲＯＵＮＤ　を選択
数値の欄を選択しておきます
④下記の名前ボックスの赤丸で囲んだ▼のボタンより、ＡＶＥＲＡＧＥを選択
（これを関数の入れ子と言います）

ＡＶＥＲＡＧＥ関数が表示されたら、
Ｂ４：Ｄ４　を範囲指定します

ROUND関数には桁数の入力が必要なので、ROUND関数に戻り、桁数を０としておきましょう
ちなみに、数式バーよりＲＯＵＮＤを選択すると関数の続きが入力できますよ。

こんな画面が表示された方がいましたら、名前ボックスでＡＶＥＲＡＧＥ関数を選択する前に
ＲＯＵＮＤ関数で先に桁数：０としておきましょう